厳しい鍛錬を積み、無駄な動きを削ぎ落としていくことで辿り着く境地、「透き通る世界」。
(©︎吾峠呼世晴/集英社)
透き通る世界を習得すると、体が透けて見える状態となり、肺の動きや血管の流れや収縮まで見ることができます。
なんと、透き通る世界のように体が透けて見ることのできる女性がこの世に実在するのです。
その女性の名を、ナターシャ・デムキナといいます。
ナターシャ・デムキナとは
ナターシャ・デムキナは人間の体内を見て臓器や組織を見ることができ、それによって医学的診断を下せる特別な視覚を持っています。
ナターシャは1987年ロシアの都市サランスクに生まれました。彼女はとても早熟で、生後わずか半年で言葉を話し、3歳にして本を一人で読むことができました。能力に目覚めたのは10歳の時で、突然母親の体の中が見えるようになったとか。そして母親に向けて「身体の中に掃除機のチューブみたいなものと豆と牛の心臓みたいなものが見える」と言いました。それは、腸や腎臓のことでナターシャは実際にその様子を絵に描いて見せたそうです。
体内の異常を次々と的中させる
ナターシャの特殊能力はすぐに口コミで広がり、自分の体内を診てもらおうと診察に訪れる人まで現れるようになりました。これに興味を持った地元医師がナターシャの能力を試してみたところ、彼女は医師の胃に腫瘍があること、ガンと診断された患者はガンではなく小さな嚢腫 を患っていることを指摘したといいます。
2003年に噂を聞きつけた地元新聞に取り上げられると、イギリスのタブロイド紙「The Sun」の目にとまり、その能力を公の場で実演する機会が与えられました。そこでナターシャは、最近交通事故に遭ったばかり女性の体内に金属片があることを全て正確に言い当てました。
2004年には、「 Discovery Channel 」がナターシャをニューヨークに招待。超能力に懐疑的な「サイコップ(超常現象の科学的調査のための委員会)」の研究者との対決の場が用意されました。そこでもナターシャは7人中4人の病状を正確に言い当てましたが、事前に5人以上言い当てることを約束していたため、研究者らはナターシャの能力を認めようとしませんでした。
日本にも訪問している
ナターシャはニューヨークに訪れたあと東京にも訪れています。東京電機大学の名誉教授である町好雄 教授の招きで実験に協力しました。そこでもナターシャは、患者の膝に人工器具があること、内蔵が左右逆にあること、妊娠初期であることなどを正確に診察したといいます。また、町教授はナターシャを動物病院に連れて行き、犬の病状を診断するよう言ったところ、その犬の右後ろ足に人工器具が埋めこまれていることを言い当てたそうです。この時のナターシャの診察結果は、日本人のオカルト批評家やと学会会員らによっても議論され、その時の様子は2005年にフジテレビのテレビ番組「奇跡体験アンビリーバボー」でも放送されました。
現在は医者として活動中
2006年以降、ナターシャは「ナタリヤ・デムキナ特別診察センター」で診察を続けています。診察料は13ドル(日本円で1500円くらい)とリーズナブルで、一日に10人ほどが診察に訪れているそうです。
まとめ
ナターシャはこの能力がきっかけで医学について勉強して医療業界への道を志す事になったそうです。
この能力が本当であれ嘘であれ、人のために役に立ちたいっていう気持ちはすごく偉いですよね。
どのように体内が見えるのか気になるところではありますが、一つ言わせてください。
「体内まで見なくていいから服だけ透けて欲しい!」
以上
読んでくださりありがとうございました^ ^
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