【鬼滅の刃】青い彼岸花の正体【考察】

青い彼岸花とは

青い彼岸花とは、鬼舞辻無惨が陽の光を克服するために探している薬です。

(©︎吾峠呼世晴/集英社)

薬が効きはじめ、無惨は強靭な肉体を手に入れ人の血肉を欲するようになります。

しかし、日光に当たれない事に気付きます。

屈辱に感じた無惨。「日光を克服したい...」


医者の作った薬の調合を見ますが...

(©︎吾峠呼世晴/集英社)

こうして1000年以上もの間仲間を増やして青い彼岸花を探し続けましたが見つけることはできませんでした。

医者だけが青い彼岸花が何なのかを知っていたのです。

じゃあ結局青い彼岸花ってどこにあるの?
青い彼岸花の正体って何なの?ということで考察していきます。


①陽光山にある説


(©︎吾峠呼世晴/集英社)

1000年以上仲間を増やしながら探し続けても見つからないのはおかしいですよね。なので実在するならば鬼が見つけることのできない場所にあると考えられます。

鬼が見つけられない場所、それは陽光山です。

曇ることも、雨も降ることもない一年中陽が差している山。通称「太陽に一番近い山」。
日輪刀の原料である、陽の光を吸収する鉄”猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)”・”猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)”が採れる場所です。

鬼の天敵である太陽が一年中差しているなら鬼は入れませんよね。

しかし、1000年以上もの間そんな場所を放っておくでしょうか。

無惨の事ならば弱い鬼を使って探させたり命乞いをしてくる人間に探させたりすると思います。

下弦の伍・累のように蜘蛛の糸で人間を操る鬼もいるくらいですから人間を操って探させることは容易ではないかと思えます。


②日本にはない説


元々彼岸花という花は中国が原産と言われています。

「続群書類従」(1779年刊行)によると、彼岸花が日本の歴史に初めて登場したのは1444年=室町時代であり平安時代には彼岸花そのものが日本に無かったという説です。

無惨に薬を投与した医者は日本人ではなく、中国からの渡来人であった。なので青い彼岸花は中国にあり医者は場所を知っていた、無惨がどれだけ日本を探しても見つからなかった。

以上の事に対して合点がつきますね。

しかし、


この描写から平安時代に彼岸花があることが確認されています。


答えはもう作中に出ている?

まず、青い彼岸花の言葉の意味について考えます。

自分は、

青い=未熟な

彼岸花=血に染まった鬼

じゃないかなと思っています。

未熟な人や経験の乏しい人の事を「青い」って言いますよね。

彼岸花の名前は秋の彼岸頃から開花する事に由来します。
また別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない。というものもあります。
そして彼岸花は別名「死人花」や「地獄花」と呼ばれているのです。

以上の事から彼岸花自体を「鬼」

また、彼岸花は鮮やかな緋色の花弁が人の血の色を連想させるので日本では古くから不吉な花として語り継がれてきました。

以上の事から彼岸花の赤色を「血に染まった」

と捉えました。

未熟な、血に染まっている鬼=血に染まっていない鬼

血に染まっていない鬼=人を殺めていないor人肉を喰らっていないor血を飲んでいない鬼

という事になります。


青い彼岸花の正体は・・・

そう、青い彼岸花とは禰豆子なのではないでしょうか。


(©︎吾峠呼世晴/集英社)

禰豆子陽の光を克服した唯一の鬼です。


190話の時点で珠世の作った人に戻る薬が効きつつあります。

単行本16巻(138話)にて産屋敷耀哉の自爆に巻き込まれた無惨に、人間に戻る薬を握った珠世が吸収されるシーンがあります。

(©︎吾峠呼世晴/集英社)

このとき、人間に戻る薬と同時に老いさせる薬を投与されましたね。
しかし194話時点では人間に戻る薬は完全には効いていません。
(柱たちとの戦いで血気術を使っていないのはもしかしたらこの薬と関係があるのかもしれませんが)

禰豆子人を殺しても、人肉を喰べても、血も飲んでいません。


愈史郎も人は殺していないはずですが、少量の血で生きていると作中で言われていました。

以上の事から、
「青い彼岸花」=「人を殺しておらず人の血を飲んでいない鬼」=「作中では禰豆子」
となりました。

また、無惨は珠世の人間に戻る薬を体内に取り入れた事により禰豆子を吸収しても日光は克服できないと予想しました。

無惨は「青い彼岸花」になる事は出来ないという事です。


まとめ

今回の考察いかがだったでしょうか?

青色の彼岸花は比喩表現であり、無惨も「青い彼岸花」になり得たのです。

「青い彼岸花」は自分の中にあり人を殺し血を飲む事によって青が赤に変わってしまったと。

長くなってしまいましたが考察の域なのであしからず・・・

それでは!

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